CONTON 獣神伝説

＜川原さん過去出演作品を見よう　その１８＞

「CONTON 獣神伝説」を見ました。

冒頭の、荘子の「胡蝶の夢」の通り
どこまでが現実で、どこまでが主人公の夢なのか
「混沌」としてましたが、面白い映画でした。

「日大芸術学部卒業制作」とか？
監督・脚本は福田卓郎さん、音楽には深沢敦さんも参加。
多分、主人公が行くスナックのママ役は深沢さんです。
この頃から既に「ヒロコママ」。

主人公はフィギュア好きの大学生（元・ショーマの加藤忠可さん）
500万円を越える借金でヤクザに脅される毎日。
萩原聖人系のイケメンで、当時「女性の観客のファンが多」かったのも納得。

川原さんは当然（笑）、主人公を脅すヤクザ３人組のリーダー格。
２５、６の頃かしら？

サングラス・白いスーツ・白い靴、
それ風の出で立ちで、凄んでみせますが、

全く迫力なし。芝居もうまくない。

サングラスはずすと学生にしか見えなくて、全然顔が怖くない。
むしろ、ヤンチャな感じでカワイイ。（ほとんど母親目線）

でも大学に、こんな顔の大きな人がいたら、絶対コワイわ。
クラブの後輩に「最初会った頃恐くて、近寄れなかった」って
言われたのわかるわー。

声は若い頃から渋くて、いいお声です。
顔は鼻の大きさと唇の厚さが妙に目立って
たまにブサイクに見える時も。
これは照明や撮影技術が拙いせいね、きっと。

さんざん主人公を苛めた結果、
主人公が変身した怪人に首をばっさり切られて殺されちゃいました。残念！

この時からず～っと、川原さんは「コワモテ路線」なんだなあ。