今更ですが「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の感想

４年ぶりの舞台！ということで
東京公演は4/22ソワレと千穐楽、
大阪公演は5/6、5/7マチネ、大千穐楽の計５回観て来ました。

実は4/22の観劇途中で
「しまった。。５回もチケ取るんじゃなかった」と
ちょっと後悔したのよね。

ここの劇団の役者さんはやっぱり苦手。
自分がヒネクレ者のせいか、
誠実さとか真っ直ぐなところが受け付けないんだよなあ。
「魚屋ミュージシャン」は
セリちゃんと克郎の歌うシーン、
克郎が立ち去る時の表情に感動して
少々目頭が熱くなったのですが、他はダメでしたわ。


でもラストの

浪矢さんが白紙への回答を語る時と
暁子さんに向かって手を振る時の笑顔 

これを見た時

この舞台見に来てよかった！
あと４回観に行くぜ！

と思い直し
あの笑顔を独り占めできる奥様が
本当に羨ましい～と思いましたわ。

ナミヤ青年は昭和３０年頃の若者。
走り去る姿に若々しさが溢れ、
ナミヤ老人は手紙を取りに行く背中に老いを感じました。
背中を丸めて小さくなって
病院のベッドに腰掛ける姿はとても哀しかった。

あ～、こんな老人が似合う年齢になっちゃったんだ

年齢を感じさせない伊丹刑事や
過去作品の若々しい姿しか知らないせいかな。
老人役を生で観ることのできる嬉しさと
寂しさが半分ずつ。

川原さんの穏やかな人柄や温かさが伝わってくる、
いい芝居でした。
どうも有難うございました。
次はぜひこの劇団以外の舞台でお会いしたいです。